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当研究会について

運転と認知機能研究会へのお誘い

近年、高齢者の関与する交通事故が増加しており、その中で認知症ドライバーや認知機能が低下していると考えられる高齢ドライバーへの対応が深刻な社会問題となっています。また、身体障害を持つ人への自動車運転の支援は積極的に行われている一方で、脳疾患による高次脳機能障害者の運転適性をどのように評価、判断するかについては十分な議論がなされていません。

本研究会は、認知症や高次脳機能障害を持つ人の診療やケア、心理的・社会的・工学的サポートに携わるさまざまな職種の専門家が、認知機能の観点から自動車運転の問題を考える「共通の場」となることを目的として発足しました。認知機能に問題がある人の運転適性をどのように評価していけばいいか、運転の是非の判断をどのような指針で行っていったらいいか、運転の継続や再開のためのリハビリテーションプログラムはどうしたらいいか、免許返納へのアプローチや社会的代替資源の利用などはどう進めればいいか、などについて、自由に意見交換ができればと願っています。 認知症や高次脳機能障害など、認知機能の低下している方が自動車運転を行う際に発生する問題を主な研究テーマとして、安全な交通社会の形成と高齢者・障害者の自立的な移動の促進を目指しています。

研究会世話人

・特別顧問

大内 尉義
虎の門病院 院長
本間 昭
浴風会認知症介護研究・研修東京センター長

・世話人(五十音順)

荒井 由美子
国立長寿医療センター研究所 長寿政策科学研究部部長
飯島 節
国立障害者リハビリテーションセンター 自立支援局長
池田 学
熊本大学脳機能病態学分野 教授
井上 剛伸
国立障害者リハビリテーションセンター 部長
上村 直人
高知大学医学部精神神経科 講師
鎌田 実
東京大学大学院新領域創成科学研究科人間環境学専攻 教授
関根 道昭
交通安全環境研究所 自動車安全研究領域 主席研究員
種村 留美
神戸大学大学院保健学研究科 教授
玉井 顯
敦賀温泉病院 院長
鳥羽 研二
国立長寿医療研究センター病院 理事長・総長
永井 正夫
日本自動車研究所 所長
蜂須賀 研二
労働者健康福祉機構九州労災病院門司メディカルセンター 院長
三村 將
慶應義塾大学医学部精神・神経科 教授

・事務局

藤田 佳男
千葉県立保健医療大学
加藤 貴志
井野辺病院

事務局連絡先

〒160-8582 東京都新宿区信濃町35
慶應義塾大学部医学部精神・神経科学教室内 運転と認知機能研究会事務局
電話:03-5363-3829
Email:info@cogdrive.org